本業って何だろう
- これまではどれが本業(メイン)かわかりやすかった
- これからは副業が本業を上回るケースが増える
僕はこれまでいろんな人に「本業は何ですか?」と聞かれてきました。
たとえば、犬小屋販売サイトと干物販売サイトと葬儀情報サイトを運営していたとしたら、どれが本業(メイン)なのかを知りたくなるようです。
今までは、ペット関連の会社はペット関連商品の販売や開発、ペットの生体販売、トリミングサロン、ペットホテルといった形で展開していくのが常でした。こんなパターンが多かったですが、そうでない会社が特に増えてきている印象があります。たくさんありますが、ひとつだけ挙げると…
株式会社ほぼ日
もはや説明の必要もないかもしれませんが、糸井重里さんが代表をされている2017年にJASDAQに上場した会社です。ほぼ日のサイトはこちら
テキストコンテンツがメインだったのが、途中から手帳を開発して売ったり、はらまきつくったり、食べものを売ったり、アプリつくったりといろんなことをされています。テキストや動画で集客して、一部有料にするというモデルではないんですよね(そこがすごい)。アプリつくったので、単純に小売業というわけでもなくなりました。(東証では小売業での登録みたいですが、どれか決めないといけないのでそれになったぐらいの話なんですかね)
今は小売が売上の大半ですが、アプリの収益がそれを上回ってアプリの会社というイメージが強くなると、何業になるんでしょうか。
本業と副業をどこで判断するか
- 昼が本業で夜が副業だった
- 収入も昼が多いことがほとんどだった
話を個人に向けると、本業と副業を判断する基準として、昔ながらの「昼間はOL、夜は週3でスナック」というダブルワークの人の場合。おそらく一般的な感覚は、昼が本業、夜が副業ではないでしょうか。そして、収入も昼の方が多いため、本業、副業の判断が簡単でした。昼と夜で収入が逆転するケースの方が圧倒的に少なかったはずです。
これからは本業、副業の収入がひっくり返る
- 優秀な人から逆転していく
- これからは副業が本業を上回るケースが増える
- 本当に副業すべきなのは、「優秀でない人」
もうすでに逆転が起きている人もたくさんいますが、優秀な人から収入の逆転劇がはじまります。その時、本業と副業という区別は崩壊することになりますね。
企業は優秀な人を雇いたい。副業禁止にすると優秀な人がこなくなる。副業解禁。この流れが止まらなくなると思います。
しかし、本当に副業をすべきなのは、優秀でない人の方なんです。
国は「副業」とあわせて「兼業」という言葉を使っていますが、兼業の方が近い未来の行く末をあらわしている気がします。